「最も金持ちな女性歌手2016」、1位は1，000億円超えの資産を持つあの人！
米大手ニュースサイト「Gazette Review」が、保有する総資産額に基づく、2016年度「最も金持ちな女性歌手」トップ10を5日に発表した。
ここ数年、人気・売り上げ的にもトップクラスと報じられているケイティ・ペリーやテイラー・スウィフトはランク外で、キャリアが長い大御所ばかりが名を連ねている。
早速ベスト5を見てみよう。
■5位 グロリア・エステファン（58） 5億ドル（約563億円）
第5位には2人がランクインしているが、まずはキューバ生まれの情熱的なサウンドと声量ある歌声で知られるグロリア・エステファン。夫のエミリオが率いるバンド「マイアミ・サウンド・マシーン」のボーカルとして、まずはスペイン語圏で人気に火がついた。
80年代半ばに英語アルバムをリリースし、ブレイク。
映画やテレビはもちろん、ミュージカルにも出演。
児童書や料理本の執筆、香水に服飾品などもプロデュースしているグロリアは、キューバ・レストランを複数経営しており、これが大当たり。
また、ホテルも経営し、NFL「マイアミ・ドルフィンズ」の共同オーナーでもあり、米スペイン語テレビ局「ユニビジョン」の役員を務めるなど、幅広くビジネスを展開。
抜群のビジネス・センスで着実に資産を増やしていった。
■5位 ドリー・パートン（70） 5億ドル（約563億円）
グロリアとともに第5位となったのは、マイリー・サイラスのゴッドマザーとして知られるカントリー・ミュージック界の超大御所ドリー・パートン。
テネシー州の貧しい家庭に育った彼女は、類いまれなる音楽の才能とセンスで、60年代後半からカントリー・ミュージック界をリードする存在へと成長。
70年代後半には自身が司会を務めるバラエティ番組まで持つようになり、国民的歌手となった。
ブロンド美女でスリムなのに巨乳というルックスは海外でも人気となり、ワールドコンサートも大盛況。
女優としても知られており、映画やテレビで活躍し賞を取るなど、高く評価されている。
また実業家として、プロダクション会社やレストランを経営。テネシー州にドリーウッドというテーマパークも持ち、これがかなりの人気。
全米に土地や邸宅を持っており、資産運用でかなり稼いでいるよう。
■3位 マライア・キャリー（45） 5億2，000万ドル（約583億4，000万円）
第3位は、驚異的な7オクターブの声域と情感あふれる歌声で世界中を魅了するマライア・キャリー。
「エモーションズ」「ヒーロー」「恋人たちのクリスマス」など、数多くのヒットソングを持つ彼女は、世界で2億枚のレコードを売り上げたという記録を持つ。
しかし、2001年には初主演映画が大コケし、アルバムの売り上げも低迷。
8，000万ドル（約89億円）で契約したレコード会社「ヴァージン・レコード」から早々に切られてしまったが、契約打ち切り金として2，800万ドル（約31億4，000万円）をもらい、懐はほくほく。
「一瞬で得られた最多報酬」としてギネス認定され、転んでもただでは起きないセレブと言われるようになった。
莫大な資産を持つようになっても、苦しい下積み時代が忘れられないのか、はたまた仕事選びがヘタなのか、テレビショッピング番組に出演して自身がデザインしたジュエリーを売ったり、ダイエットプログラム会社と契約を結んで産後ダイエットをしたり、アプリゲームのテレビCMに出たりと、トップスターらしからぬ仕事もこなしている。
そんなマライアの資産を近年増やしたのは、国民的オーディション番組『アメリカン・アイドル』の審査員で得た、1，800万ドル（約20億2，000万円）の報酬。
昨年からスタートさせたラスベガス長期公演の契約金も数百万ドルだと伝えられており、資産は増える一方だ。
私生活では、2番目の夫ニック・キャノンと離婚申請後も双子たちのために良い関係を保ちつつ、半年前から交際しているオーストラリアの億万長者のジェームズ・パッカーと先日婚約。
パパラッチにせがまれ、35カラットの婚約指輪をうれしそうに披露するなど、ぶりっ子な性格は相変わらず。
資産も増えているが、体重も増えつつあるのが気になるところだ。
■2位 セリーヌ・ディオン（47） 6億3，000万ドル（約707億3，000万円）
フランス系カナダ人で、圧倒的な声量と豊かな表現力を持つ歌姫セリーヌ・ディオン。最初にリリースしたのはフランス語アルバムだったため、1980年代はヨーロッパや日本で人気を博し、英語アルバムをリリースした90年代にアメリカやイギリスで大ブレイク。
ディズニーアニメ映画の主題歌「ビューティー・アンド・ザ・ビースト～美女と野獣」、超大作映画『タイタニック』の主題歌「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」、アトランタ五輪の開会式ソング「パワー・オブ・ザ・ドリーム」など世界的なヒットを飛ばし、03年からラスベガスの長期公演を開始。
1公演の出演料は47万6，000ドル（約5，300万円）とも伝えられている。
セリーヌは実業家としての顔も持ち、フランス語歌手のためのレーベル「レ・プロダクションズ・フィーリング」を立ち上げ、ゴルフクラブ、レストラン、ナイトクラブを経営。
カナダ・モントリオールの老舗サンドイッチ店「シュワルツ」に投資し、話題になったこともあった。
私生活では、彼女の才能に惚れ込み世界的歌手に育て上げてくれたマネジャーで夫のレネ・アンジェリルが、先月死去。
26歳年上であるレネは、長期にわたりがんと闘い、セリーヌも覚悟はしていたものの精神的に大きな打撃を受けているとのこと。
レネが亡くなった2日後に兄もがんで亡くしており、現在は深い悲しみの中に。
しかし3人の息子たちのために、今月23日からはラスベガスの定期公演を再開させる予定。
■1位 マドンナ（57） 10億ドル（約1，120億円）
堂々の第1位に輝いたのは、歌手だけでなく女優、ソングライター、実業家としても成功を収めているマドンナ。
1983年にデビューアルバム『バーニング・アップ』をリリースしてからというもの、時代を先取りした音楽、ファッション、スタイルで、第一線を走り続けてきた彼女の総資産は10億ドル。
男女合わせ...てもトップだと伝えられている。
経営者としても有能で、フィットネス・チェーン「ハード・キャンディ・フィットネス」は世界展開しており、順調。
創設した総合エンターテインメント会社「マヴェリック」は、04年に大手レコード会社「ワーナー・ミュージック」と裁判沙汰になった際に株を買い取らせ、大もうけ。
私生活では、08年に離婚した2番目の夫ガイ・リッチーとの間に生まれた長男ロッコから、「一緒に暮らしたくない。
ロンドンで父と暮らす」と一方的に決別宣言されるなど、現在絶不調。
最初の結婚相手だったショーン・ペンとの熟年復縁という艶っぽい話題も台無しにされ、「金があっても我が子は思うようには動かない」と陰口を叩かれている。
マドンナがダントツで1位だということに、あらためて驚かされる結果となった「最も金持ちな女性歌手」ランキング。
マライアのように、おかしな仕事選びをしてしまうスターもいるが、それはそれで彼女の魅力であり、彼女を大きく成長させている面もあるのだろう。
歌手だけで満足せず、先を見通し、幅広くビジネス展開していく者が、成功を手に入れることができるのである。
参考
http://kosyunyu.han-be.com/service.htmlPR
